先日公開したUbuntu StudioのDVDイメージをパソコンにインストール頂いた方から、JACKが起動しない不具合があるとのお問い合わせに接しました。その方がパソコンに接続したUSB−DACは、独自方式で高速データ伝送を行う4万円以上もする高級機種。
調べてみると、このUSB−DACは、OSがWindowsの場合、ドライバインストールが必要で、そのドライバーもLinuxとMacには対応していないことが判明しました。ターミナルエミュレーター(端末)で「cat /proc/asound/cards」のコマンドを入れてもらい、調べてもらったのですが、パソコンはこのUSB−DACを認識していません。
大変残念なのですが、このUSB−DACが、USBの共通ドライバ規格ではなく、独自ドライバ規格を用いているため、Linuxが認識せず、JACKが起動しないという結論になったのです。
皆さんがUSB−DACを選ばれる際は、以下のURLをご参照されることをお勧めします。
http://www.pc-audio-fan.com/special/usb-dac-research/20101115_1438/
かいつまんで言えば、Windowsでドライバをインストールする必要がなくパソコンにつなぐだけで作動するUSB−DACは、LinuxでもMacでも作動するということになります。大半の低価格USB−DACは、この条件をクリアすると思われます。
ちなみに小生が持っているUSB−DACは、アキバで3,500円で購入したFiio D5と、4,200円で購入したDigiFi No.13の特別付録の2台です。いずれも安価ながら、しっかりいい音が出ています。
Linuxの場合、OSが無料なのはメリットなのですが、こういった周辺機器の選択に結構気を遣うのが難点です。でも、事前にネットで調べておけば、残念な結果を回避することができます。こちらのブログでも受け付けさせて頂きますので、遠慮なくご相談ください。
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